こんばんは、ふふ~んガエルです。
ふふ~んガエルは米国株投資家を名乗っているのですが、なぜ米国株に投資することにしたのか、いま改めて考えてみました。
米国株の強みはやはり以下の通りだと思います。
・世界の株式市場の約半分を占める巨大市場
&過去200年の圧倒的パフォーマンス
・先進国なのに今後も人口増加がつづき、高い経済成長力を持続する
・圧倒的な力をもつ覇権国家であること
・企業の株主還元意識の強さ
(25年以上増配の「配当貴族」銘柄が60程も。ちなみに日本は花王たった一社)
・しっかりした投資関連法整備がなされていること
・なんだかんだで強い、基軸通貨ドル
…逆に、日本株メインでの投資をなぜしないのかと考えたとき、最近こそ調子がいい場面もありますが基本的に以下の様相を呈しているので、あまり投資妙味を感じない次第だからであるとの結論に達しました。
・日本株は、バブル崩壊前の株価を未だに更新できていないこと。
・今後前例のない超高齢化社会が到来することによる社会保障料の一層の増加、大幅な増税等により残念ながら今後の成長にあまり期待がもてないこと。
・なにかあるとすぐ減配・無配転落をし、株主還元意識が希薄な企業が多いこと。
・あわせて、問題が生じるとすぐ「想定外」等言い訳ばかりを重ね、責任を取ろうとしない経営陣が多いこと。
(責任をとらないのは政治家も同じかも知れませんね)
・GAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)に太刀打ちできるような企業がひとつもないのは当然としても、ここを保有していれば今後もまず安泰だと思えるような企業がほとんど見受けられないこと…
等々、書いているだけで何となく暗くなってきてしまいます。
(※もちろん、日本株のなかでもよくよく分析すれば隠れた優良銘柄はきっとあると思いますし、投資の腕がよければ相場の上下をうまく使って儲けられる人もいると思います。ふふ~んガエルはその領域に達していないのです)
日本という国は大好きなのですが、個人的には誠に残念ながら投資対象としてはあまり魅力を感じられないのであります。
今後も一時的な暴落等は当然にあれど、力強く上昇をしていくことが見込まれる米国株を中心に資産運用を行うのが、合理的かつ効果的な投資方法だと判断した次第です。
そして、S&P500連動のETF等の優良投資商品が簡単に購入可能な環境となってきたことも大きいですね。少し前に比べ圧倒的に投資環境が整ってきていると、一弱小個人投資家でも感じます。
その点では、恵まれた時代に運用ができることに感謝です。
また、外国株に投資することは、為替リスクもあるとよく言われますが、個人的には逆に今の時代に日本円ベースの資産のみのポートフォリオとするのもリスクであると考えます。
よく投資先分散の例え話で「卵をひとつの籠に盛るな」という話がありますが、これは通貨にもいえるのではないかとおもいます。
今後長期的に見た場合に、日本の国力低下に伴い日本円の価値も減価していくことも十二分に想定されるため、日本円以外にも分散して資産をもつことが肝要になってくるのではないでしょうか。
プロの投資家含め殆どが市場平均に勝てないことから考えても、そしてS&P500の過去200年の成長率が6~7%ということからも考えて、S&P500連動投資信託かETFを買って放置というのが、投資の最適解のひとつであるともいえると思います。
ちなみに、投資の神様ともいわれるウォーレン・バフェットも、自身亡き後は遺産の90%をS&P500連動のETFへ投資するよう家族に話しているとのことです。
もはやS&P500中心とした米国株投資に辿り着いた時点で、ほぼほぼ長期投資の攻略法を発見したといっても過言ではありません。
時間がかかるため、数年で億万長者…といった資産形成は無理ですが、時間軸を長くとれるひとならほぼ間違いなく成功できると思います。
そんなこんなで米国株の素晴らしさに気づき、日本株投資から米国株投資にシフトしたのです。
しかし、ところでキミはS&P500をメインに据えず、何故そんなヤニと油臭いポートフォリオになっているのだね…?
といわれると、まったくもって返す言葉もありませんが(笑)
↓参考 ふふ~んガエルポートフォリオ
理屈は承知の上でも、理屈抜きで配当が好きなヤニクサガエル…といった様相を呈しているのであります。
今年のコロナショックでは保有ADR銘柄の減配・無配の洗礼を浴び(ロイヤルダッチシェル、ウエストパックバンキング、HSBC)高配当投資の弱点も露わになったことも受け、今後はセオリー通りにETF比率を高めていこうと考えております。
…とはいいつつも、今月買い増した銘柄で一番多いのは超高配当高リスク銘柄のBDC、エイリスキャピタル(ARCC)と、あまり懲りた様子のないふふ~んガエルなのでした。
投資は自己責任。
暴落にあっても、株価上昇にあっても、「ふふ~ん♪」
とばかりに泰然と相場に接していきたいと思います。。