おはようございます。ふふ~んガエルです。
先日6/25付で、SPYDからの分配金を受領しました。
ふふ~んガエルはSPYDを267株もっており、税引き後70.31ドルの分配金となりました。
分配金は一株あたり0.3657ドルと、前年同月比でマイナス、今年の3月比でもマイナスとなりました。次の9月でどうなるかといったところですね…
ちなみに直近の分配金履歴はこんな感じです[dividend.comより引用]
SPYDとはなんぞ?
SPYDは、正式名称を「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」といいます。
S&P500構成銘柄のうち、配当上位80銘柄にほぼ均等投資を行うETF(上場投資信託)です。
ダウ構成銘柄のうち配当上位10銘柄に投資を行う「ダウの犬」といわれる有名な投資戦略がありますが、いうなればSPYDはそれのS&P500版。
さしずめ「S&P500の犬」といったところですね。
2020年6月25日時点の基準価格は27.62ドルとなっています。
分配は年四回(3、6、9、12月)、分配金利回りは4%から6%強あたりをウロチョロしています。
経費率は0.07%と、同じく高配当ETFであるVYM0.06%、HDV0.08%、とほぼ同じくらいとなっています。0.03%を誇るVOO等にはかなわないものの、激安と言っていい部類です。
組み入れセクター比率は以下の通りです [state street社HPより引用]
ほかの高配当ETFではあまり見受けられない不動産や公益セクターの比率が高いことが特色です。
SPYD投資の留意点
上記の通り、S&P500から配当上位80社を選抜したETFなので、分配金利回りが高くなっています。
反面、配当利回りが高い銘柄というのは不人気銘柄あるいは何かしらの原因により株価が低くなってしまっている銘柄の可能性が高いので、株価上昇局面で他のイケイケドンドンな銘柄・ETFがグングン株価を伸ばす際に、それらに比して株価がふるわないおそれがあるため、その点は留意すべきですね。
現に2020年のコロナショックの際は、下落率も高く、かつそこからの戻りも割と遅いといった様相を呈しており、個人投資家の間では「SPYDには失望した」…といった趣旨の発言がよく見受けられました。
2020年6月25日NYSE市場終了時点での株価は27.62ですが、コロナショック前の最高値を更新するにはまだまだ時間がかかりそうな雰囲気です。
あと、他の高配当ETFにも言えることですが、長期投資を前提とした場合、トータルリターンではやはりS&P500連動やナスダック連動ETF等、具体例を上げるとVOOやQQQ他には敵わない可能性が非常に高いということですね。
あくまでトータルリターンを求めるか、配当金(分配金)を重視した投資戦略をとるかによって評価の別れるETFとなります。
とはいえ、十数年、二十数年といった長期スパンでみた場合、SP&500の上昇にともなって配当利回り上位80銘柄の株価も底上げされ、結果としてキャピタルもインカムも両方とれるETFとなっている可能性は十分高いので、高配当が好きな方はVOO他にはトータルリターンで劣る可能性を承知の上で、一定割合をSPYD保有に向けても面白いと思います。
VYMとどっちがいいの?
同じ高配当ETFのVYMとどちらがよいかは、よく俎上にあがるテーマですね。
個人的にはVYMの方かなと思います。一見利回りはVYMのほうが低い(3~3.5%程度)ですが、増配率、キャピタルの伸びともにVYMのほうが安定している印象があります。
今後もこの傾向が続く限りは、VYMに軍配があがりそうですね。
とはいえ、高配当という分野ではSPYDも十分魅力的かつ優良なETFであるので、ふふ~んガエル的お勧めは「迷ったら両方買い」です。身も蓋もない答えですが、敢えて身銭を切って己のポートフォリオに加えることで見えてくるものもあるということです。
ちなみにふふ~んガエルはVYMを勧めておきながら、現在の自分のポートフォリオにしめる割合はSPYDの方が断然高くなっています。
参考 ふふ~んガエルポートフォリオ(2020年5月分)
↓
これはVYM、もっといえばVOO等のほうがトータルリターンは高くなることを承知の上、高配当好き故に敢えてこのようなポートフォリオとなっているのです。
(とはいえ、今後はVYMやVOO他への比率も高めていくことを検討中ではありますが)
あくまで人へのオススメと自分の投資戦略は異なるということですね。
やはり人に勧められるのは成功する確率が高く無難な方ということになります。。
ご閲覧頂きありがとうございました。
それでは本日もよい1日になりますように。
万事「ふふ~ん♪」と泰然に参りましょう。。