ふふ~んガエルのポペポペ米国株等投資&その他諸々日記

30代個人投資家ふふ~んガエルが、米国株を主体とした投資や、車、園芸、旅行、英語…その他趣味について徒然なるがままに気ままに更新するブログです。

【高配当ETF】高配当投資をしたいならば、VYMがひとつの最適解 個別高配当株で戦々恐々する位ならVYMを買って放置がベター

VYMとふふ~んガエル

こんばんは、ふふ~んガエルです。

 

つい先週、バンガード社のETF(上場投資信託) であり、高配当投資家に人気の高いVYMが2020年の6月配当を発表しました。
コロナの影響で大幅マイナスとなるかと思いきや、一株あたり0.8368ドルと前年同月比では増配。
もっとも、配当に影響がでてくるのはもう少し後のことかも知れないので予断を許さない状況ではありますが、まずもっては嬉しい結果となりました。

 

 

VYMとは、なんぞ?


バンガード米国高配当株式ETF。配当利回りの高い400銘柄に分散したポートフォリオをもつ米国株式の上場投資信託(ETF)です。
2020年6月22日現時点での年間想定分配金利回りは3.5%です。だいたい3%ちょい超えの利回りである事が多いです。


分配金の利回りはそれほど高配当!というわけでもないですが、それなりの増配率を誇ることと、株価も長期的に右肩上がりであること、米国優良銘柄400に分散とリスク分散も十分になされているETFであること、そして取引量も非常に多いため流動性も十分であることが魅力です。

 

安定した増配率

VYMの平均増配率は直近5年でおおよそ8%、設定来ではおおよそ6%です。


これすなわち、2020年現在で仮に年間10万円の受取配当をVYMから受領していたとすると、順調に年6%で増配していけば10年後には18万円ほどになっているということです。しかもETF自体の株価もその間に増加していくというオマケつきです。

 


今の予想年間分配金利回りは3%ちょいと、決して非常に高いという水準ではないですが、もし今後も同様に増配していくと仮定すると、今投下した原本に対する10年後の想定利回りは7%弱となります。
ここまでくるとなかなかの高配当銘柄といった感じですね。

(※あくまでこれまでどおり増配すればの話です。コロナショックや米国がリセッションに入る等の影響により、これから数年はもしかしたら厳しい増配となることも十二分にありえます)

 

 

ちなみにもし10年前に1万ドルをVYMに投資していたら、以下の通り約3万ドルになっています。キャピタルゲインもなかなかです。

 (バンガードホームページより引用)

VYMに10年前1万ドル投資したら

もしも10年前に1万ドルをVYMに投資したら
 
高配当株400銘柄に分散投資

さらには400銘柄に対して分散しているので、減配こそあれども無配転落やETFの価値が0になるということは、米国市場が終焉を迎えない限りはありません。
しかもヴァンガード社が銘柄の入れ替え・リバランスを勝手にやってくれるという優れものです。

 

経費率はたったの0.06%


これでいて経費率はたったの0.06%と、信じられないくらい激安です(ちなみに上には上があり、VOOなどのETFは経費率0.03%です。もはやタダみたいなもんですね)


円換算100万円分のVYMを保有していれば、おおよそ年間600円のコストがかかる計算です。すなわち100万円の運用の場合、ファミチキ3つ我慢すればヴァンガード社がせっせせっせと100万円の運用を一年間やってくれるということです。

10万円分の運用ならば、年にたったの60円ですね。安すぎてもはや申し訳なくなってくるレヴェルであります。

 

 

VYMへ投資する際の留意点

 

以下、VYMへの投資の留意点もあげておきます。


キャピタルゲインを含めたトータルリターンでは、S&P500連動のETFであるVOOや、ナスダック100連動のQQQ、全米株式連動のVTI…他キャピタルゲインも大きく期待できるETFに劣る。
従って、トータルリターンを求める場合はVOO、VTI、QQQ、VGT等のETFの中からお好みのものをメインに据えるのが宜しいかと思われます。


金融セクターの比率がわりと高いこと

個人的には金融セクター比率も気になるところです。金融セクターはやはり金融危機やリセッションに弱く、無配減配に陥りやすい上に株価もボラタイルなものが多い気がします。


VYMといえど減配はするし、価格も暴落する。

VYMもリーマンショックやコロナショック等の暴落相場では価格が暴落します。また連続増配を売りにしているというわけではないので、減配もします。その点はご留意を。

ちなみに最近の分配金推移は以下の通りです。

長期でみると分配金も綺麗に増えていっています。

(バンガードホームページより)

VYM 配当推移

 

まとめ 高配当投資をしたいなら、VYMはひとつの最適解

 

という訳で、トータルリターンに目をつぶり配当を重視する投資スタイルをとろうとするならば、VYMはひとつの最適解といえると思います。


「高配当の米国株がほしいけど、無配減配&株価暴落でポペポペになったらやだな~。25年以上連続増配の配当貴族銘柄とかかっても万が一あったら不安だし」という方は、VYMを買うのがオススメです。

VYMも株価暴落・減配はしますが、個別株に比べれば安心してホールドすることができます。

(高配当銘柄のなかにも超優良銘柄はたくさんありますが「まさか」がありえるのが投資なのです。故に個別株であるかぎり、この銘柄をもっていれば絶対安心!とは断言できないものなのです)
 


なお、同じく高配当ETFといえばよくSPYDも比較対象にあがります。

SPYDは利回りが4%から6%位までとVYMよりも高く、ETFひとつあたりの価格も安くお求めやすいですが、現時点ではVYMより暴落に弱く、落ちてからの値上がりも遅いので、その点注意して投資すべきですね。

SPYDについても気が向いたときに記事にしようと思います。

(ちなみにふふ~んガエルはSPYDも好きなのでETFの中では一番投資資金を投入しています。今後も買い続ける予定で、余程のことがない限り売却の予定もありません)

 


もし私が、高配当米国株に興味あるんだけどどれがおすすめ?
と聞かれたら、トータルリターンではS&P500等に劣ることを説明の上、VYMをお勧めします。


変に高配当個別銘柄を購入して、株価の上下に一喜一憂したあげく無配減配転落でポペポペになるよりは、長期で安心して保有でき、狼狽売りしない限りは失敗する確率が少ないためです。

 

配当もキャピタルも両方それなりに欲しいという場合は、どんな暴落が訪れても決して狼狽することなく、VOOとVYM半々ずつ淡々と購入していけば、それだけで十数年後二十数年後には、おそらく世の中の個人投資家の相当数をアウトパフォームするのではないでしょうか。
(まあ言ってしまえば、トータルリターンではVOO一本の方がおそらくよい成績となるのですが)

 


ちなみにふふ~んガエルは今後VYMやVOO等をせっせと買い集めて参る予定ですが、同様に個別高配当銘柄も買い集める所存です。


これは単純に、理屈抜きに高配当銘柄を購入して配当金が増えていくのが好きだから&投資そのものが好きだからなのです。


いってしまえば自分の投資方針が市場平均をアンダーパフォームすることをある程度覚悟して投資しているのです。
なんたる不合理といえばそれまでですが、ふふ~んガエルは呑気なので、将来暴落・減配に見舞われたとしても「ふふ~ん♪」となっている予定なので、無問題なのです。
よゐ子の皆さんは真似をしないようにしましょう(笑)

 

 


というわけで、変に高配当銘柄でポートフォリオをこねくり回すよりは、VYMの様な優良ETFを購入していくほうが、無難であるし良い成績を納められるとおもいますというお話でした。

 

 

あっという間に6月もあとすこし。

 

明日もよい1日になりますように。

万事「ふふ~ん♪」と泰然に参りましょう。。