ふふ~んガエルのポペポペ米国株等投資&その他諸々日記

30代個人投資家ふふ~んガエルが、米国株を主体とした投資や、車、園芸、旅行、英語…その他趣味について徒然なるがままに気ままに更新するブログです。

カナダ株・エンブリッジ(ENB)より配当受領。連続増配&高配当のパイプライン企業。その投資妙味は?

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おはようございます。ふふ~んガエルです。

ふふ~んガエルの6月一発目の配当金は、ニューヨーク証券市場を通して購入可能なカナダの高配当ADR銘柄。エネルギー・パイプライン企業、エンブリッジ(ティッカー:ENB)からでした。

6月4日に付でSBI証券の外国株口座に入金されていました。

 

 

ふふ~んガエルはエンブリッジを84株保有しており、税引き後で33.95ドル。大体3,700円くらいの配当を受け取りました。ありがたやありがたやです

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配当は、そのまま再投資に回します。ちょうど当該銘柄一株買えるくらいの額だったので、今回はエンブリッジ一株買い付けに回しました。

 

エンブリッジとは

エンブリッジは、カナダのカルガリーに本社をおき、エネルギーの輸送・配給等を行う北米最大のパイプライン・エネルギー企業です。

www.enbridgeus.com

主にエネルギー事業の中流を担う企業であり、原油価格等の影響を受けにくいため、石油採掘・製造業等とは異なって安定的な収益が見込めるといった特徴を有しています。

ホームページでは、自社の事業をスーパーローリスクビジネスモデルと謳っています。

 

パイプラインの他に、最近では再生可能エネルギーなんかにも力を入れてきているようです。いずれにしろ、その事業の性質から、他の企業の参入障壁が高い経済的な堀(エコノミックモート)を有しているといえますね。。

 

予想配当利回りは6.9%程と、なかなかの高配当銘柄となっております。

 

 

高い増配率&過去25年連続増配

エンブリッジは、過去25年増配を続けており、その増配率の平均は11%にも登ります。

2019~2020も9.8%の増配を目標としています。なかなかステキな増配率ですね。

エンブリッジ 25年増配

〔エンブリッジホームページより〕

 

エンブリッジに投資する際の注意点

これだけ聞くと、とても魅力的な企業に思えるので、高配当好きな御仁は「これはすぐにでも投資しないと!」と思いがちですが、難点もあります。

カナダの配当源泉徴収で15%かかる

日カナダ間租税条約では、配当に対する限度税率が15%とされています。

したがって、米国株のように10%源泉徴収ではなく、15%源泉徴収されることとなります。

さらに日本でも20%源泉徴収されるため、仮に100円配当された場合、税引き後手取りは68円となります。

(100円×85%×80%=68円)

確定申告で外国税額控除をして、二重課税解消を図らないと、かなり利回りが落ちることとなります。

国税庁に、カナダ間との租税条約の配当限度税率引き下げ交渉を頑張って欲しいところですね。

 

配当性向は100%超え

パイプライン等の設備投資にどうしてもお金がかかるので、基本的に配当性向100%を超えています。将来の利益を見越して設備投資にお金をかけているという点では必ずしも悪いということではないですが、借金して配当を出している状態であることは念頭においておくべきであると思います。

 

 

 

 まとめ

カナダ、そしてアメリカの経済をも縁の下で支えるパイプライン企業。

高い増配率&高配当。エコノミックモートが魅力であります。

 

原油価格の影響を受けにくいとはいえ、コロナショックの影響で石油そのものの需要が落ちているので、当社の業績にあたえる影響がどれくらいかはわかりませんが、少なくとも採掘・精製といった上陸業種よりはそのダメージは限定的な気がします。

 

エンブリッジか今後も増配を続けていく保障はないですが、その事業の性質からみて、少なくとも潰れてしまうことはないと考えます。

 

カナダ株主になりたくなった方は、デメリットも承知の上でポートフォリオの一部に加えてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

ちなみにふふ~んガエルがこの銘柄を購入することを決意したきっかけは、高い増配率を誇る高配当銘柄というのももちろんですが、なんといっても

「カナダの株もってるんだ。ふふ~ん♪」…と一人心の中でinternationalな投資家を気取り、悦に入ることが出来るからだったりもします(笑)

 

最近は米国株を保有する個人投資家は珍しくなくなってきましたが、カナダ株はまだまだ少数派ですからね。

こういう謎のモチベーションも、時には投資する上で大事だと個人的には思います。

 

なので、仮に今後減配しようが一時的に株価が低迷しようが、カナダ銘柄の株主であることを誇りに思って「ふふ~ん♪」と泰然とすごすことにいたします。