おはようございます。ふふ~んガエルです。
先日6月9日付で、米国株式サザンカンパニー(ティッカー:SO)からの配当金が、SBI外国株口座に振り込まれました。
ふふ~んガエルはサザンを配当権利落ち日時点で23株所有していたので、税引き後で10.57ドルの配当を受領しました。金額は少ないですが、着々と配当が累積されていくのはやはり嬉しいものです。。
サザンカンパニーとは
サザンカンパニーは、米国アトランタに本店を置くアメリカ大手公益事業会社で、18州の900万世帯に電気・ガスを供給してます。
創業は1945年なので、今年で創業75年目になります。過去71年減配なく配当を株主に払い続けています。
電力の構成比率は、天然ガス等主体の火力発電がおおよそ半分、石炭が30%程度、原子力が15%、風力発電・太陽光発電等の再生可能エネルギーが10%程度となっています。
株価の状況
6月9日時点で株価は59.36円 予想年間配当は2.56なので、直近の配当利回りは4.31%となっています。高配当銘柄ではありますが、株価上昇により最近は4%台と一時期より利回りも下がってしまっています。
基本的には、公益株なのでイケイケドンドンのグロース株とは異なり、キャピタルゲインを求める銘柄ではないですね。比較的安定して配当を享受するような、どちらかといえば地味な分類に属する銘柄ではないでしょうか。
しかしながら、コロナショック前の2019年は、株価の上昇がなかなか素晴らしく、公益株にあるまじき上昇といった様相を呈しておりました。
ただ、コロナショックの株価下落もだいぶ戻したとはいえ、今後も2019年のようなペースで株価を上げるかというと、さすがに?がつくかもしれませんね。
ちょっと気になるニュース。カーボンニュートラル宣言?
サザンのホームページをみると、2050年までに二酸化炭素排出量ゼロ(カーボンニュートラル)にするとの発表をしています。まずは中間目標として2030年までに2007年に比して半分にするとのことです。
カーボンニュートラルとなると、さすがに天然ガス比率を高める&植林その他の方法のみでは限界があるので、既存の天然ガスや石炭発電所は最終的には縮小・廃止して、原子力発電の比率を高めていくことになる可能性が高いうことになるのでしょうね。
(再生可能エネルギー発電のみで現在の電力量を賄うのはなかなかに非現実的ゆえ)
いずれにしろ、現在の原発エネルギー比率15%という数字は、今後大きくなっていくことが予想されるため、原発リスクが気になる方は同社に投資の際にその点は留意したほうがいいかもしれませんね…
あと、どうでもいい話ですが、…
このサザンカンパニーは、ふふ~んガエルが初めて購入した米国株で、その点では割と思い入れのある銘柄です。
電力会社で高配当、まあ安心そうだなー、と深く考えずになんとなくで買ったことを覚えています。
2018年末ころに購入して、その時の株価が48ドルほどでしたので、現在25%くらい含み益が乗った状態となっております。
惜しむべくは、最初に購入して以降、他の高配当銘柄の購入に勤しみ、サザンの買い増しはほとんどしなかったことです。
たられば論ですが、あのころもっと買っておけばよかったなー…とよく思います。
サザンカンパニーへの投資、まとめ
ふふ~んガエルの独断と偏見ですが、サザンへの投資について強みと留意点を勝手にまとめてみました。
サザンのつよみ(メリット)
・アメリカ第二位の電力株。公益事業であり基本的には安定の銘柄
・アメリカの人口は今後も増加傾向にあり、電力需要も増加見込み
・連続増配19年、過去71年減配なしの株主還元意欲の強さ
(リーマンショックにおいても増配)
サザンの投資に際し留意すべき点
・原発を保有する以上、万一のリスク(メルトダウン等)は0ではない。
・設備投資にお金がかかるので、フリーキャッシュフローは赤字傾向
・キャピタルゲインには基本的にはあまり期待できない銘柄故、今後のトータルリターンではグロース株やインデックスに劣る可能性もあり。
・2050年までに二酸化炭素排出量ゼロ(カーボンニュートラル)にするとの宣言が今後の事業に与える影響は?
日本の電力会社に投資する変わりに、株主還元意欲旺盛の米国大手電力会社へ投資を行ってみるというのも、また一興であるかもしれませんね。
それでは、本日も良き一日になりますように。
万事「ふふ~ん♪」と泰然と参りましょう。。